飛んで火に入る夏の蟲

Archive: 2020年02月  1/1

春隣(はるとなり)

電飾の狂騒終はる春近しでんしよくの きやうさうをはる はるちかし...

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春隣(二)

リズム良きミシンの音や春隣リズムよき ミシンのおとや はるとなり...

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追儺(つひな)

鬼のをんなをんなの鬼をやらひけりおにのをんな(これは人) をんなのおに(これは鬼)を やらひけり○追儺(水原秋櫻子編『新編歳時記』大泉書店より抜粋)追儺(つひな) 豆撒 鬼やらひ 年の豆節分の日、まだ全く暮れきらぬうちから、近隣の家で「福は内、鬼は外」といふ声が高らかにきこえる。【豆撒】がはじまつたなと思ふ。【追儺】といふ儀式が昔宮中で行はれ、これが民間の豆撒となつたのであるが、今では両季語を同じや...

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立春

春立つや濃墨の雲に三四禽はるたつや こずみのくもに さんしきん○今朝、玄関前にフキノトウが顔をだしました。さすがは立春♪...

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寒厨(かんちゆう)

土間下駄のくわんくわん鳴りて寒厨どまげたの くわんくわんなりて かんくりや○暦の上では春ですが、もうしばらく冬の句を続けます。...

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悴む(かじかむ)

夕闇やかじかむ生とかじかむ死ゆふやみや かじかむせいと かじかむし...

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侘助(わびすけ)

侘助侘ぶ脂ぎつたる葉の中にわびすけわぶ あぶらぎつたる はのなかに...

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風花

風花のつうと降らしぬ静心かざはなの つうとふらしぬ しづこころ...

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風花(二)

モノクロの昭和の刻が風花すモノクロの せうわのときが かざはなす○札所の散歩昨日はとてもいい天気でしたので、散歩がてらに松山市の繁多寺(第50番札所)と石手寺(第51番札所)をぶらぶらしてきました。繁多寺(はんたじ)の池では、来月には北へ帰るカモの群れを見ることができました。かなりの数のカモです。か、かわいい。。。。。...

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風花(三)

あかねさす日や風花の四阪島あかねさすひや かざはなの しさかじま...

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降る雪やしやらしやら廻る後生車ふるゆきや しやらしやらまはる ごしよぐるま○太宰治「思ひ出」神代辰巳監督の『地獄』(1979年)に、白木の墓の頭部につけられたゴショグルマがシャーッと音を立てて廻り、なかなか止まらないシーンがありました。太宰治の「思ひ出」を記憶していた私は、それが恐ろしくて震えが走りました。掲句のシャラシャラという音は、シャーッという音よりも回転速度が遅い状態。しかし、まだしばらくは廻り...

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雪(二)

汽罐車のけぶりを混ぜて雪吹雪きくわんしやの けぶりをまぜて ゆきふぶき○もうしばらく冬の句を続けます。...

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雪(三)

緋の雪のしづりて金の闇深しひのゆきのしづりて きんのやみふかし...

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雪(四)

行手みな地吹雪巻けりわが迷路ゆくてみな ぢふぶきまけり わがめいろ...

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雪(五)

禽なにを視認したるや雪無尽とり なにをしにんしたるや ゆきむじん...

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雪(六)

どか雪や素足にミニといふ美風どかゆきや すあしにミニといふ びふう...

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雪(七)

荒濤を吹雪に喰はせ日本海あらなみを ふぶきにくはせ にほんかい...

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雪女郎

雪をんな雪にはだしの跡残しゆきをんな ゆきにはだしの あとのこし...

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雪女郎(二)

ムラの燈に見とれてをりぬ雪をんなムラのひに みとれてをりぬ ゆきをんな○雨水(うすい)今日から24節気の「雨水」(02/19~03/04)に入ります。以前、ブログに書きましたが、私にとって「大寒」「立春」「雨水」の3節気(1月下旬~3月上旬)は負のバイオリズムの期間で、毎年決まって、三文ハイクどころか一文、無銭レベルの句しか作れない状態になってしまいます。本来ならば、2月のいまの時期はウメやウグイスなど早春の句を掲...

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雪女郎(三)

雪をんな夜汽車を降りて暗黒へゆきをんな よぎしやをおりて あんこくへ○柳田國男『遠野物語』(1910年)第103話雪女は闇夜よりも雪月夜の方が好きみたいです。    ●現代語訳 → 一〇三 雪女、小正月の行事...

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雪女郎(四)

ふと気配してふりむけば雪をんなふとけはいして ふりむけば ゆきをんな...

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凍蝶

さかさまに並む凍蝶や岩庇さかさまになむ いててふや いはびさし...

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凍蝶(二)

片翅の凍蝶風にたふれけりかたはねのいててふ かぜにたふれけり○コマ絵は第51番札所石手寺で撮ったもの。けばけばしいほどの悲願のかたまりですが、私には龍安寺の石庭よりも美しい。...

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凍蝶(三)

樹の皮の捲れにひそみ凍揚羽きのかはの めくれにひそみ いてあげは...

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いつぽんの死樹の突つ立つ氷湖かないつぽんの しじゆのつつたつ ひようこかな○冬の句はこれで終わります。明日から大丈夫かなあ。。。。。...

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雪間

生まるとは顔をだすこと雪間草うまるとは かほをだすこと ゆきまぐさ...

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鶯(うぐひす)

全山の青しんしんと初音かなぜんざんの あをしんしんと はつねかな...

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残雪

雪形の観音立てり巌襖ゆきがたの くわんおん(かんのん)たてり いはぶすま...

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冴返る(さえかへる)

冴えかへるスラムの丘や残照にさえかへる スラムのをかや ざんせうに...

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