飛んで火に入る夏の蟲

Archive: 2019年10月  1/1

コスモス(二)

室戸岬  コスモスや虚空は海と相似形コスモスや こくうはうみと さうじけい...

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コスモス(三)

コスモスの野を乳のいろに夕あかねコスモスののを ちのいろに ゆふあかね...

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おもひだし笑ひに震へ枝垂萩おもひだしわらひにふるへ しだれはぎ○本ブログは、句と写真とが相互依存する、いわゆる「フォト俳句」とならないように、それぞれの題材は敢えて異なるものにしています。そのため多少の違和感があるかも知れません。w...

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萩(二)

かたつぽは海かたつぽは零れ萩かたつぽはうみ かたつぽはこぼれはぎ...

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水澄む

水澄むや魚卵に透ける目と心臓みづすむや ぎよらんにすける めとしんざう○お城下は今日から秋祭です。5日(土)は宵宮、6日(日)は本祭、7日(月)は本宮。...

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秋祭

このごろは死人も出でず秋祭このごろは しにんもいでず あきまつり...

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蟲の音の沁む目薬であることよむしのねの しむ めぐすりであることよ...

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蟲(二)

蟲の音の巨海に浮きて歩道橋むしのねの こかいにうきて ほだうけう...

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蟲(三)

暗黒の空より降り来蟲しぐれあんこくの そらよりふりく むししぐれ○お気づきですか? 夜になると、コオロギの鳴き声は空から降ってくるんですよ。□いいね! 359件...

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秋の雲

風鐸や虚空を梳きて秋の雲ふうたくや こくうをすきて あきのくも...

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後の月

瀬の音も真青に澄めり十三夜せのおとも まさをにすめり じふさんや○お月様のことなんかより、台風のことが心配です。...

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川霧の澱みを抜けて沈下橋かはぎりの よどみをぬけて ちんかけう...

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霧(二)

たえだえの狭霧に透くる渡舟かなたえだえの さぎりにすくる としうかな○昨夜は見事な満月でした。...

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霧(三)

雲霧の鷲掴みせり山二つくもきりの わしづかみせり やまふたつ...

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秋夕焼(あきゆふやけ)

原爆のドームと見せず秋夕焼げんばくの ドームとみせず あきゆやけ...

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秋夕焼(二)

をみなみな般若の顔に秋夕焼をみな(女)みな はんにやのかほに あきゆやけ○和田誠監督の傑作映画先週、和田誠氏の死去を知りました。和田誠と言えばしゃれた似顔絵を描く人という印象ですが、彼が監督した白黒映画『麻雀放浪記』(原作は阿佐田哲也)は☆五つの大傑作です。「坊や哲」の真田広之、「上州虎」の名古屋章、「ドサ健」(この男はたびたび私のハイクに登場します。●→野分)の鹿賀丈史の演技も素晴らしいけれど、「出目...

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秋夕焼(三)

裏山をつつむ鴉や秋落暉うらやまを つつむからすや あきらくき○ドサ健居酒屋で隣に座っている見知らぬ男が、いきなりこんな風に話しかけてきたら、あなたなら何と答えますか?「手前っちは、家つき食つき保険つきの一生を人生だと思っていやがるんだろうが、その保険のおかげで、この世が手前のものか他人のものか、この女が自分の女か他人の女か、すべてはっきりしなくなってるんだろう。手前等にできることは長生きだけだ。糞ォ...

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刈田

刈り終へし棚田の底や瀬戸の海かりおへし たなだのそこや せとのうみ...

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秋の空

鳥影の滓がいつぱい秋の空とりかげの かすがいつぱい あきのそら...

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秋の山

秋山に白雲二つ翳二つしうざんに しらくもふたつ かげふたつ...

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秋の滝

サンクワむかし宿りしことも秋の瀑サンクワ(サンカ)むかし やどりしことも あきのばく畑中純『まんだら屋の良太』(実業之日本社)第50巻第9話「山へ」...

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秋の雨

ピアノ弾く指にも似たり秋雨の輪ピアノひく ゆびにもにたり しううのわ...

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秋の雨(二)

バスを待つ間の角打ちぞ秋黴雨バスをまつまの かくうちぞ あきついり○角打ち(かくうち)要するに酒屋の店内で酒を飲むことです。私は福岡県出身なので「かくうち」と言っていますが、愛媛では何というのかな?それでも、な、なんと、角打ちOKの酒屋が近所にあるのです。ふふふ。だから ―― 私も ―― 当然のことですが ―― 地元の漁師さんやお年寄りと昼間から飲んだりすることもあります。まあ、だいたいこんな話ばっかりなんですが...

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秋風

アンニュイや嘘より立ちて秋の風アン。。。。。アンニャ。。。。。 アンニョイ。。。。。(コホンと咳払い) アンニュイや うそよりたちて あきのかぜ。。。。。○なに気取ってんだよ、このカクウチ親爺!...

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過疎の地の柴栗を詰め稲荷鮨くわそのちの しばぐりをつめ いなりずし...

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貴船菊(秋明菊)

秋明菊黄泉路に沿ふて点りをりしうめいぎく よみぢにそふて ともりをり...

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鵙(もず)

鵙高音鋼の空を裂きにけりもずたかね はがねのそらを さきにけり...

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鵙(二)

鵙日和枝刺しの贄のよく乾ぶもずびより えざしのにへの よくからぶ○鵙の贄「「贄」(にえ)は神々に供える貢物(みつぎもの)の一つで、主にその土地の鳥、魚など食用にするものをいう。穀類などは贄とはいわない。体は小さいが猛々しく肉食性の鵙は、その高音で、雀や他の小鳥たちをふるえ上がらせ、勢力範囲を保っている。捕らえた蜻蛉(とんぼ)や蝗(いなご)、蛙などをあとで食べようと貯えるつもりか、有刺鉄線やからたちな...

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鵙(三)

鵙の贄見て小勃起して少年もずのにへみて せうぼつきして せうねん○恥ずかしながら、この少年は二昔前(ん? ん?)の半ズボン時代の私です。...

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