飛んで火に入る夏の蟲

Archive: 2018年09月  1/1

風の盆

風の盆この世があの世かも知れぬ...

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星月夜

宇宙とは弥勒の夢か星月夜うちゅうとは みろくのゆめか ほしづくよ(新かな)...

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法師蟬(つくつくぼふし)

釣れなくてツクツクボーシてふ爆弾つれなくて ツクツクボーシちょう ばくだん(新かな)...

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稲妻(いなづま)

稲妻にぺちやんこにされ夜の海いなずまに ぺちゃんこにされ よるのうみ(新かな)...

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蜩(ひぐらし)

かなかなや昭和に曲がる煉瓦塀かなかなや しょうわにまがる れんがべい(新かな)...

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鳳仙花

ぱんと爆ぜさう月蝕の鳳仙花ぱんとはぜさう げつしよくの ほうせんくわ○ハイクのふりがなを旧かなに戻します。甥っ子よ、許せ。...

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流星

流星の二つに割るる浄夜かなりうせいの ふたつにわるる じやうやかな...

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九月

焼跡に燻るジャズや秋九月やけあとに くすぶるジャズや あきくぐわつ...

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九月(二)

背嚢に九月を詰めて闇市へはいなうに くぐわつをつめて やみいちへ○マリア忌新暦「重陽」の今日は、アルトサックス奏者、阿部薫の40回目の忌日です。1978年9月9日永眠。ブロバリン98錠を服用。享年29。浅川マキが語る阿部薫。    ● → 阿部薫 14/25私の少し年上の友人Kさんは、若い頃東京に暮らしていて阿部薫と交友がありました。その彼が阿部薫のことを話るときはいつも「マリア」(阿部マリア)と呼びます。「マリアがね.....

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九月(三)

絶品のカツ丼に遭ふ九月かなぜつぴんの カツどんにあふ くぐわつかな○八朔今日は旧暦8月1日ですから初月です。十五夜は9月24日(月)となります。...

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秋の夜

秋の夜の電話は来てといふばかりあきのよのでんわは きて といふばかり...

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夜長

醒めてなほ悪夢の匂ふ夜長かなさめてなほ あくむのにほふ よながかな...

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夜長(二)

長き夜を眠りつすすり泣く妻よながきよを ねむりつ すすりなくつまよ...

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弟切草

指さして弟切草と姉がいふゆびさして おとぎりさうと あねがいふ...

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夕月夜

海坂に入日の熾や夕月夜うなさかに いりひのおきや ゆふづくよ○コマ絵コマ絵は、石井隆の傑作『天使のはらわた』第3部(1979年 少年画報社)の表紙です。ヒロインの名前は、土屋名美。...

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花野

ゆふばえの花野がきうと消え臨終ゆふばえの はなのがきうときえ りんじゆう...

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秋の燈

秋の燈の一ツにソープ紅楼夢あきのひの ひとツに ソープこうろうむ...

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秋の燈(二)

秋の燈に黄ばめる刻やドグラ・マグラあきのひに きばめるときや ドグラ・マグラ○曼珠沙華めっけ♪...

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甘蔗(さたうきび)

甘蔗刈るやイエスの顔を持つゲバラかんしやかるや イエスのかほをもつ ゲバラ○糸瓜忌今日は正岡子規の忌日です。1902年9月19日没。享年34。 → ベースボールの歌...

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綺羅星や廃市をつつむ蟲浄土きらぼしや はいしをつつむ むしじやうど○彼岸の入りです。○コマ絵私は、ブログの「コマ絵」を、その日の「季語」に合わせないようにしています。例えば、「曼珠沙華」の句であれば、絵は「曼珠沙華」以外のものを用います。これは、自作の不備を画像で補完したくないためで、私個人のルールです。(実はこのブログ、ハイクの推敲帖を兼ねているのです。w)だから、いずれ曼珠沙華の句を発表するはずで...

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月の海海面の月の揺れゐたるつきのうみ うなものつきの ゆれゐたる○Dogaさん、ありがとう。m(_ _)m...

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月(二)

卒都婆小町月に万歳してけんけんそとばこまち つきにばんざいして けんけん...

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待宵

待宵の月に軋めき船溜まつよひの つきにきしめき ふなだまり○「秋分」の今日は「待宵」です。...

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名月

しめやかに瘴気を吐けりけふの月しめやかに しやうきをはけり けふのつき○昨夜はふとんの中から窓の小望月をたっぷり観ることができましたが、 ―― 今夜は無月となりそうです。...

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十六夜(いざよひ)

白雲に黒雲ながれ十六夜しらくもに くろくもながれ じふろくや...

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曼珠沙華

黒蝶の夢を啜りて曼珠沙華こくてふの ゆめをすすりて まんじゆしやげ○彼岸の明けです。○曼珠沙華って、何となく、横に黒いものを置いてみたくなるんですよね。○月昨夜は少しだけ月見酒をたしなみ、早々に寝てしまいました。ところが、眠っていても何だかまばゆい感じがして、ふっと目が覚めました。もう朝かと思って寝床から窓を見上げると、何とそこにはお日さまのような十六夜満月が!枕元にも月光が差して、本が読めるほど真っ...

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曼珠沙華(二)

黒と赤浅川マキと曼珠沙華くろとあか あさかはマキと まんじゆしやげ○また浅川マキかよ (-_-)すんまっせん。m(_ _)m → Maki Asakawa 浅川マキ 「 赤い橋(歌詞付) 」...

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曼珠沙華(三)

ごんしやんの柩や彼岸花いつぱいごんしやんの ひつぎや ひがんばないつぱい○GONSHAN毎度おなじみ、火蛾の盗作ハイクです。原作は、北原白秋の詩「曼珠沙華」(ひがんばな)。「ごんしゃん」とは柳川の言葉で「良家のお嬢様」のこと。(「しゃん」は「○○ちゃん」。名前が「たかし」だったら「たかっしゃん」と呼ばれます。)そのお嬢様が、お墓の彼岸花を必死に手折っています。摘んでも摘んでも、あとからあとから開く彼岸花。摘ん...

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曼珠沙華(四)

白曼殊沙華を嬲りて曼殊沙華しろまんじゆしやげを なぶりて まんじゆしやげ○曼珠沙華はなぜ人里近くにしか咲かないのか?やや昔の話になりますが、秋彼岸ごろになると、田や畑の畦や川の両岸に、燃え立つような赤い曼珠沙華がぎっしりと固まって、長く長く連なっていました。これはわれわれの先祖が飢饉に備えて植えて置いたためです。そのことを掲載しているHPやブログは多いのですが、出典を明らかにしているものはほとんどあり...

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宵闇

島の灯を流して船は宵闇へしまのひをながして ふねは よひやみへ○『灰とダイヤモンド』毎日午前10時だけ名画座的な作品を上映している映画館がお城下(松山市)にあります。いまアンジェイ・ワイダ(Andrzej Wajda)監督の『灰とダイヤモンド』(1958年 ポーランド)を演っているので、昨日観てきました。この映画、劇場で観るのは5回目です。ちょうど60年前の映画ですが、「映画の斬新さ」においてこれを超える作品を他に観たこと...

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