飛んで火に入る夏の蟲

Archive: 2018年05月  1/1

春の夢

いもうとの処刑の朝を春の夢いもうとの しよけいのあさを はるのゆめ...

  • -
  • -

春の夢(二)

春の夢金糸銀糸のもつれあふはるのゆめ きんしぎんしの もつれあふ...

  • -
  • -

燈を消して蛙のこゑにたゆたへりひをけして かはづのこゑに たゆたへり西田佐知子「アカシアの雨がやむとき」。 → アカシアの雨がやむとき美しい自然の中で死にたいという日本人に共通する心情は、西行の「ねがはくは花のもとにて春死なむ」以来か。...

  • -
  • -

行春

小舟跳ねをり行春の壇ノ浦こぶねはねをり ゆくはるの だんのうら昨日は、旧暦4月8日でもないのに、近くの稱名寺さんで花祭が催されました(上のコマ絵)。この寺にはいわゆる「ミニ四国八十八ヶ所」があります。1円玉をたくさん用意して巡拝しました。結願の寺は讃岐の大窪寺です(下のコマ絵)。...

  • -
  • -

立夏

運動部ばかりの始発夏来るうんどうぶばかりのしはつ なつきたる...

  • -
  • -

五月

充実の野糞をしたる五月かなじゆうじつの のぐそをしたる ごぐわつかな...

  • -
  • -

初夏

はつなつや運河に浮かぶラブドールはつなつや うんがにうかぶ ラブドール...

  • -
  • -

牡丹

しらたまの割れておどろの牡丹かなしらたまのわれて おどろのぼたんかな...

  • -
  • -

牡丹(二)

夕牡丹地獄草紙の火を吐けるゆふぼたん ぢごくざうしの ひをはける...

  • -
  • -

牡丹(三)

一瓣の真白をつつみ黒牡丹いちべんの ましろをつつみ こくぼたん若かりし日に聴いた「若かりし日」。 → Phil Woods & His European Rhythm Machine / And When We Are Young...

  • -
  • -

葉桜

葉桜の濁りの渦の訣れかなはざくらの にごりのうづの わかれかな...

  • -
  • -

葉桜(二)

葉桜や臙脂のベレの子の利発はざくらや えんじのベレの このりはつ...

  • -
  • -

豆飯

豆めしの豆キャピキャピとさんざめきまめめしのまめ キャピキャピと さんざめき...

  • -
  • -

薔薇

あからひく朝日を透かし薔薇の首あからひく あさひをすかし ばらのくび「赤ら引く」は、「日」「朝」にかかる枕詞です。...

  • -
  • -

薄暑

老い少し美貌に混じる薄暑かなおいすこし びばうにまじる はくしよかな...

  • -
  • -

薄暑(二)

夕薄暑死んだをんなと酌みかはすゆふはくしよ しんだをんなと くみかはす...

  • -
  • -

キャベツ

赤ん坊の髪のにほひや新キャベツあかんばうの かみのにほひや しんキャベツ...

  • -
  • -

若葉

若葉に沈め図書館の全活字わかばにしづめ としよくわんの ぜんくわつじ...

  • -
  • -

新緑

新緑や逆ハン切つてオートバイしんりよくや ぎやくハンきつて オートバイ「1970年のジャズ」のお勉強の続き。高柳昌行と阿部薫のデュオを聴いて以来、聴くものすべてスカジャー(スカスカジャズ=予定調和的ジャズ)ばっかりで、音楽鑑賞に関しては気の抜けた日々を過ごしております。...

  • -
  • -

卯波

藍染の逢魔ヶ刻や卯波立つあゐぞめの あうまがどきや うなみたつ...

  • -
  • -

若葉(二)

ばりばりと古葉を噛める若葉かなばりばりと ふるばをかめる わかばかな...

  • -
  • -

マーガレット

あのころの少女等いづこマーガレットあのころの せうぢよらいづこ マーガレット...

  • -
  • -

筍に地の祝福の露しとどたけのこに ちのしゆくふくの つゆしとどはい。「露」が秋の季語であることは重々承知しております。だからどうした?(So What?)なーんちゃって。w → Miles Davis - So What...

  • -
  • -

罌粟

鎌首を擡げて罌粟のつぼみかなかまくびをもたげて けしのつぼみかな...

  • -
  • -

罌粟(二)

焼跡の湯船を囲み罌粟の花やけあとの ゆぶねをかこみ けしのはな...

  • -
  • -

罌粟坊主

愛執やかじりてにがき罌粟坊主あいしふや かじりてにがき けしばうず...

  • -
  • -

更衣

更衣生意気な子はステーキにころもがへ なまいきなこは ステーキにわがブログの師匠、「クニャン」のTsukumo(月萌)さま昨日の大窪寺の記事、実に興味深く拝見いたしました。 → (2)新緑の大窪寺   #藤 #牡丹 #石楠花あの記事の最後、本堂木札の「薬」の右側のチョンチョンが抜けていること。4年前に大窪寺を訪れたとき、お遍路の先達さんから次のように伺いました。昔、業病に苦しむ人がいた。その人が、この木札を大窪...

  • 3
  • -

山女

目が合ひしとたん逃げゆく山女かなめがあひしとたん にげゆくやまめかな昨日は、土佐の種間寺(34番札所)から岩本寺(37番)までの4か寺に参詣しました。岩本寺の本堂は1978年に新築されましたが、その天井絵を全国から公募しました。いいですね、このセンス。岩本寺、大好きです。...

  • -
  • -

芍薬

白芍薬花唇の翳もかがよはせしろしやくやく くわしんのかげも かがよはせもう一つ、岩本寺が好きな理由。本堂に、な、なんと、傘立てが置いてありました。しかも、雨に濡れない場所に!札所って参詣者には結構不親切なんです。参詣者も、目的は「寺」であり、「僧」ではありません。僧は、お四国のスーパースター、空海あるのみ。...

  • -
  • -

山女(二)

塩焼か飴煮か山女釣りあげてしほやきか あめにか やまめつりあげて釣りあげて両手で持てる山女かなつりあげて りやうてでもてる やまめかな二つとも完璧に凡句だけど、二句目の「両手で持てる」というフレーズ、谿流釣りをする人には衝撃的かも。ふふふ。...

  • -
  • -

うづまくは鳥さかまくは麦穂波うづまくはとり さかまくはむぎほなみ...

  • -
  • -