飛んで火に入る夏の蟲

Archive: 2018年03月  1/1

紅梅(二)

朝日に匂ふペットボトルや薄紅梅あさひににほふ ペットボトルや うすこうばい...

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紅梅(三)

しなやかに緋をくつがへし枝垂梅しなやかに ひをくつがへし しだれうめ...

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揺るる灯に雛は息を整へりゆるるひに ひひなはいきを ととのへり...

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雛(二)

水子地蔵ガラスの雛の供へあるみづこぢざう ガラスのひなの そなへある...

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鶯の夜どほし啼けり湖畔亭うぐひすの よどほしなけり こはんてい...

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啓蟄

啓蟄や女犯を好むわが酒虫けいちつや によぼんをこのむ わがしゆちゆう一昨日の日曜日、阿波の常楽寺(14番札所)の参詣を終え、國分寺(15番札所)へ歩いて向かっている途中のことです。「お遍路さん、お接待です」一人の少女が寄ってきて、手に握っていたものを私にくれました。写真の木の実がそれです。センダン(栴檀?)と言っていました。金銭でも飲食物でもない真心の持てなしが嬉しく、合掌して頂きました。「お嬢ちゃん、...

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春や君のバッグにアガサ・クリスティはるや きみのバッグに アガサ・クリスティ...

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春(二)

春の如く春のどよみに淀みをりはるのごとく はるのどよみに よどみをりもし私が句集を出すことがあるとしたら「春の如く」という題に決めています。→ It Might As Well Be Spring(春の如く)この曲、ジャズの演奏においてはクリフォード・ブラウンを超えるものはありません。→ It Might As Well Be Spring / Jam Session - Clifford Brown...

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蛇穴を出づ

蛇穴を出づ絢爛の夢醒めてへびあなをいづ けんらんのゆめさめて...

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いぬふぐり

愛執や刺身のツマのいぬふぐりあいしふや さしみのツマの いぬふぐりジョン・ケージ作曲「4分33秒」の演奏です。→ John Cage's 4'33"...

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淡雪

淡雪や地蔵は赤き頬つかむりあはゆきや ぢざうは あかきほつかむりもう一つ、「4分33秒」を。→ JOHN CAGE / "4'33"...

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淡雪(二)

淡雪や薄紅ふふむ窓あかりあはゆきや うすべにふふむ まどあかりそうそう、今日はチャーリー・パーカーの祥月命日だった。→ Charlie Parker and Buddy Rich 1950 "Celerity"...

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山笑ふ

山笑ふ真下で海が笑ひをりやまわらふ ましたでうみが わらひをり風邪を引いたときは若松賤子訳の『小公子』を読みなさい。直ぐに治るから。と言ったのは中村真一郎だったか。風邪にダウンした私は、ふとその言葉を思い出し、本棚から引っ張り出して読んでみました。読み終わったとき、嘘のように熱が下がっていました。...

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春の雪

水底に青藻のゆれて春の雪みなそこに あをものゆれて はるのゆき...

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春の雪(二)

気づかれぬほど朝酒を春の雪きづかれぬほど あさざけを はるのゆき...

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春雷

夜の果ての旅と速記し春の雷よるのはてのたびと そつきし はるのらい...

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春泥

坂の下まで流れ来て春の泥さかのしたまで ながれきて はるのどろ春泥に寝転ぶジョーやカーロスやしゆんでいに ねころぶジョーや カーロスやマンガ史上の傑作『あしたのジョー』の連載開始は1967年である。矢吹丈登場時の年齢を仮に15歳とすれば、今年2018年は60代半ばということになる。ホセ・メンドーサとの死闘で「灰のように真っ白に燃え尽きた」ジョーは、いまもその状態のままで生きているはずだ。また、ホセからコークスクリ...

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春泥(二)

海鳴りの日や春泥の坂登るうみなりのひや しゆんでいの さかのぼる...

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春の服

春の服麗子微笑を微笑してはるのふく れいこびせうを びせうして昨日は、阿波の鶴林寺(20番札所)、太龍寺(21番)、平等寺(22番)、薬王寺(23番)に参詣しました。石段に次ぐ石段の連続で、今朝も身体中が悲鳴をあげています。...

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春炬燵

春炬燵エレキギターとジンと置くはるごたつ エレキギターと ジンとおく「1969 in jazz」のお勉強がやっと数日前に完了しました。勉強を始めてから、何と半年以上もかかっています。フリージャズのCDをたくさん所蔵している友人のK氏、それとYouTubeにはたいへんお世話になりました。ありがとうございます。「1969 in jazz」の私的ベスト5は次のとおりです。01 吉沢元治, 高木元輝 ‎- 深海02 富樫雅彦, 高木元輝 - Isolation03 A...

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彼岸

お彼岸や池心に眠る捨小舟おひがんや ちしんにねむる すてをぶね...

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鳥雲に入る (鳥帰る)

モトちやんもフクちやんも消え鳥雲にモトちやんも フクちやんもきえ とりくもに...

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雲雀

高窓に雲雀の声や蔵の中たかまどに ひばりのこゑや くらのなか「1969 in jazz」私的ベスト5(03/20記事)の第2位に揚げた富樫雅彦・高木元輝『Isolation』の録音は1969年12月19日である。富樫雅彦はこの翌月(1970年1月)には下半身不随となってしまう。だが、1969年の富樫は、創造力においても技術力においても世界のトップ3に入るドラマーであったことは間違いない。この年、富樫は『Isolation』の他に『We Now Create』と『Spee...

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雲雀(二)

願はくば末期の耳にこの雲雀ねがはくば まつごのみみに このひばり...

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春雨

春雨の鴎を並べ澪標はるさめの かもめをならべ みをつくし...

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陽炎

ずたずたの線路を汽車来陽炎ひてずたずたの せんろをきしやく かげろひて...

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陽炎(二)

かげろひて女は海に溶けにけりかげろひて をんなはうみに とけにけり...

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椿

石落とすかに緋を落とし大椿いしおとすかに ひをおとし おほつばき...

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春の野

鍵盤を一つ鳴らして春の野へけんばんを ひとつならして はるののへ...

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寄す汐と寄す汐の音と霞みけりよすしほと よすしほのねと かすみけり昨日はお城下で花見をしました。花は六分咲き。これから満開、落花を迎えます。菜根譚に「花は半開を看(み) 酒は微醺(びくん)を飲む」(花看半開 酒飲微醺)の言葉があるそうです。しかし、半開の割には大酒を飲んだようで、どんなにして自宅までたどり着いたのか。。。。。。。。。。...

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涅槃

かの人の息の絶えゆく涅槃かなかのひとの いきのたえゆく ねはんかな今日は陰暦2月15日。釈迦入滅の日です。今夜は満月と満開の花を一緒に楽しむことができます。...

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