飛んで火に入る夏の蟲

Archive: 2018年02月  1/1

水仙

水仙の懈怠を映し水鏡すいせんの けたいをうつし みづかがみ...

  • -
  • -

春近し

キャッチボールの音のやはらか春近しキャッチボールの おとのやはらか はるちかし...

  • -
  • -

豆撒

捨てきれぬ鬼畜の夢や鬼は外すてきれぬ きちくのゆめや おにはそと...

  • -
  • -

立春

春立つやモヒカン刈の鳥飛び来はるたつや モヒカンがりのとり とびく...

  • -
  • -

雪崩

遠山に白雲湧きぬ雪崩なりとほやまに しらくもわきぬ なだれなり...

  • -
  • -

春浅し

春浅し屋根はトタンの立飲屋はるあさし やねはトタンの たちのみや...

  • -
  • -

初午

初午や狐が化けた幼巫女はつうまや きつねがばけた をさなみこ...

  • -
  • -

雪解(ゆきどけ)

少年のソプラノ湧けり雪解靄せうねんの ソプラノわけり ゆきげもや...

  • -
  • -

雪解(二)

雪解田に白富士浮くや空浮くやゆきげたに しらふじうくや そらうくや...

  • -
  • -

早春

早春や瞼に当つる猫の蹠さうしゆんや まぶたにあつる ねこのあし梶井基次郎の小説、つげ義春のマンガの三番煎じです。...

  • -
  • -

春寒

春寒や昭和の匂ふヌードショーはるさむや せうわのにほふ ヌードショー...

  • -
  • -

冴返る

ビル高層シャキーンと鳴つて冴えかへるビルかうそう シャキーンとなつて さえかへる...

  • -
  • -

冴返る(二)

冴えかへるものの一つに堕落論さえかへるものの ひとつに だらくろん...

  • -
  • -

冴返る(三)

冴えかへるものの一つに親子丼さえかへるものの ひとつに おやこどん渚に捨ててあった帽子です。火蛾のものではありません。ポケ壜は火蛾のものかも。。。。。昨秋のことです。隣のゲームオタクの兄ちゃんが、火蛾が帽子を被っているのを見て「おっちゃん、ほんま不審者そのものの風体やな」と云いました。それ以来、帽子は被らないことにしています。夏は無理ですが。...

  • -
  • -

薄氷(うすらひ)

藁くづを浮かべしままにうすらひぬわらくづを うかべしままに うすらひぬ渚に捨ててあった帽子です。火蛾のものではありません。...

  • -
  • -

二月

尖塔のクルスに立てる二月かなせんたふの クルスにたてる にぐわつかな...

  • -
  • -

二月(二)

二ン月やムカサリ絵馬のあの世妻にんぐわつや ムカサリゑまの あのよづま...

  • -
  • -

二月(三)

銀幕のをんな脱糞して二月ぎんまくのをんな だつぷんして にぐわつ谷ナオミさん主演の映画を借りようとレンタル店を探したのですが、田舎町には置いてありませんでした。...

  • -
  • -

絵踏

かのひともじつと見守る絵踏かなかのひとも じつとみまもる ゑぶみかな「長崎奉行所では毎年正月四日に行はれたといふ記録が残つてゐる」(虚子編『新歳時記』)今日はその正月四日(旧暦)です。...

  • -
  • -

春一番

目つぶりて抱きあふ母子や春一番めつぶりて だきあふぼしや はるいちばん...

  • -
  • -

猫の恋

ウェルテルは勝手に死ねと猫の恋ウェルテルは かつてにしねと ねこのこひ...

  • -
  • -

猫の恋(二)

一ト恋を終へ牡猫のなほ悪相ひとこひををへ をすねこの なほあくさう恋猫となつてお願ひしたこともこひねことなつて おねがひしたことも...

  • -
  • -

春時雨

灯の消えししよんべん路地や春時雨ひのきえし しよんべんろぢや はるしぐれ...

  • -
  • -

白魚

酢に跳ぬるしらうをの苦を啜りけりすにはぬる しらうをのくを すすりけり...

  • -
  • -

野焼く

野焼の火ふと聖絶の火と思ふのやきのひ ふとせいぜつの ひとおもふ...

  • -
  • -

梅が枝の蕾に寄せ目して妊婦うめがえの つぼみによせめして にんぷ...

  • -
  • -

梅(二)

しだれ梅高天原の息を吐きしだれうめ たかまがはらの いきをはき...

  • -
  • -

紅梅

紅梅の枝垂るるや雪の重みほどこうばいのしだるるや ゆきのおもみほど...

  • -
  • -