eye

2018/03/23

雲雀

20180319  (9)


高窓に雲雀の声や蔵の中

たかまどに ひばりのこゑや くらのなか


「1969 in jazz」私的ベスト5(03/20記事)の第2位に揚げた富樫雅彦・高木元輝『Isolation』の録音は1969年12月19日である。
富樫雅彦はこの翌月(1970年1月)には下半身不随となってしまう。
だが、1969年の富樫は、創造力においても技術力においても世界のトップ3に入るドラマーであったことは間違いない。この年、富樫は『Isolation』の他に『We Now Create』と『Speed and Space』というアルバムも録音している。
そして、この2枚にも高木元輝が起用されている。この年の高木は日本一のサキソフォン奏者だったかも知れない。

富樫・高木のデュオ『Isolation』は、足立正生監督の映画『略称・連続射殺魔』のために即興で制作された音源である。実はこの映画、YouTubeで観ることができる。
→ Masao Adachi 足立正生 | A.K.A. Serial Killer 略称・連続射殺魔 (1969)

しかし、このYouTubeのページに寄せられた幾つかのコメントにはびっくりする。
例えばこんな具合。
「何この前衛音楽、演奏者の音楽のセンスの無さと技量の無さが酷い、いくらこの時代と云っても呆れた演奏を散々聞かされて、しかも意味の無い内容で1時間26分を無駄にするだけで、ただ昭和の映像だけの完全駄作作品です。」

私もこんな風に罵倒されてみたい。
そうなれば私のハイクもホンモノだ。