eye

2018年02月

2018/02/01

水仙

20180126 (4)


水仙の懈怠を映し水鏡

すいせんの けたいをうつし みづかがみ
2018/02/02

春近し

20180126 (5)


キャッチボールの音のやはらか春近し

キャッチボールの おとのやはらか はるちかし
2018/02/03

豆撒

20180126 (6)


捨てきれぬ鬼畜の夢や鬼は外

すてきれぬ きちくのゆめや おにはそと
2018/02/04

立春

20180126 (7)


春立つやモヒカン刈の鳥飛び来

はるたつや モヒカンがりのとり とびく
2018/02/05

雪崩

20180204 (1)


遠山に白雲湧きぬ雪崩なり

とほやまに しらくもわきぬ なだれなり
2018/02/06

春浅し

20180204 (2)


春浅し屋根はトタンの立飲屋

はるあさし やねはトタンの たちのみや
2018/02/07

初午

20180204 (3)


初午や狐が化けた幼巫女

はつうまや きつねがばけた をさなみこ
2018/02/10

早春

20180204 (6)


早春や瞼に当つる猫の蹠

さうしゆんや まぶたにあつる ねこのあし


梶井基次郎の小説、つげ義春のマンガの三番煎じです。
2018/02/11

春寒

20180204 (7)


春寒や昭和の匂ふヌードショー

はるさむや せうわのにほふ ヌードショー
2018/02/12

冴返る

20180211 (1)


ビル高層シャキーンと鳴つて冴えかへる

ビルかうそう シャキーンとなつて さえかへる
2018/02/14

冴返る(三)

20180211 (3)


冴えかへるものの一つに親子丼

さえかへるものの ひとつに おやこどん


渚に捨ててあった帽子です。火蛾のものではありません。
ポケ壜は火蛾のものかも。。。。。

昨秋のことです。
隣のゲームオタクの兄ちゃんが、火蛾が帽子を被っているのを見て「おっちゃん、ほんま不審者そのものの風体やな」と云いました。
それ以来、帽子は被らないことにしています。夏は無理ですが。
2018/02/15

薄氷(うすらひ)

20180211 (4)


藁くづを浮かべしままにうすらひぬ

わらくづを うかべしままに うすらひぬ


渚に捨ててあった帽子です。火蛾のものではありません。
2018/02/16

二月

20180211 (5)


尖塔のクルスに立てる二月かな

せんたふの クルスにたてる にぐわつかな
2018/02/18

二月(三)

20180211 (7)


銀幕のをんな脱糞して二月

ぎんまくのをんな だつぷんして にぐわつ


谷ナオミさん主演の映画を借りようとレンタル店を探したのですが、田舎町には置いてありませんでした。
2018/02/19

絵踏

20180217 (1)


かのひともじつと見守る絵踏かな

かのひとも じつとみまもる ゑぶみかな


「長崎奉行所では毎年正月四日に行はれたといふ記録が残つてゐる」(虚子編『新歳時記』)
今日はその正月四日(旧暦)です。
2018/02/20

春一番

20180217 (2)


目つぶりて抱きあふ母子や春一番

めつぶりて だきあふぼしや はるいちばん
2018/02/21

猫の恋

20180217 (3)


ウェルテルは勝手に死ねと猫の恋

ウェルテルは かつてにしねと ねこのこひ
2018/02/22

猫の恋(二)

20180217 (4)


一ト恋を終へ牡猫のなほ悪相

ひとこひををへ をすねこの なほあくさう


恋猫となつてお願ひしたことも

こひねことなつて おねがひしたことも
2018/02/23

春時雨

20180217 (5)


灯の消えししよんべん路地や春時雨

ひのきえし しよんべんろぢや はるしぐれ
2018/02/24

白魚

20180217 (6)


酢に跳ぬるしらうをの苦を啜りけり

すにはぬる しらうをのくを すすりけり
2018/02/25

野焼く

20180217 (7)


野焼の火ふと聖絶の火と思ふ

のやきのひ ふとせいぜつの ひとおもふ
2018/02/26

20180224 (1)


梅が枝の蕾に寄せ目して妊婦

うめがえの つぼみによせめして にんぷ
2018/02/28

紅梅

20180224 (3)


紅梅の枝垂るるや雪の重みほど

こうばいのしだるるや ゆきのおもみほど